RICS-JREI-ARES共催セミナー インフラへの民間投資の可能性と課題 -英国及び日本の事例を中心として

本セミナーでは、インフラへの民間投資をテーマに、2部構成で、わが国のインフラ市場におけるビジネス機会の拡大に向けた可能性と課題を探っていきます。

第1部では、英国よりロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会(RICS)プレジデントのアマンダ・クラック氏をお招きし、講演及び対談形式でインフラ民営化の先進国である英国の事例を考察します。
 人口増加と都市集中化という世界的な環境変化の下、必要不可欠なインフラサービスを供給するために民営化を検討する動きが国及び都市レベルで広がりつつあります。しかしながら、様々な民営化モデルが存在する中で、どのようにリスクと潜在的利益のバランスを取るのか、民営化に適切な時期はいつなのか、そして地域住民がインフラを民営化することに対して抱くマイナスイメージをどのように払拭するのか、といったことが課題として挙げられます。
 本セッションでは、英国におけるインフラ民営化の先進事例や政府によるインフラ資金調達の取り組みを参考に、こうした課題の検証を試みます。

第2部では、わが国の地方鉄道事業の事業評価についての説明を行います。いくつかの小テーマを織り込みながら、民間投資の可能性についても言及いたします。
 1.鉄道抵当法による鉄道財団の組成について
 2.鉄道インフラ構築を支えた暗黙のルールについて(ラッチ内に建築基準法の適用はあるのか、駅前広場は公道か単なる私有地か、駅構内敷地と線路敷地はどのように区切られるのか、相互主義とは何か等)
 3.鉄道事業の評価(コストアプローチ、全路線を踏査する時価評価法)
 4.鉄道事業の評価(インカムアプローチ、DCF法)
 5.鉄道事業の苦境と必要性(世界的に見て鉄道事業者の独立採算は異例)
 6.地方鉄道事業への民間投資の可能性と公共負担のあり方

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


    主 催     ロイヤル・チャータード・サベイヤーズ協会(RICS)
             一般財団法人日本不動産研究所(JREI)
             一般社団法人不動産証券化協会(ARES)

日 時 2016年7月4日(月)  13:30~16:30  (13:00受付開始、14:00受付終了)
会 場 SMBCホール(三井住友銀行東館 ライジング・スクエア3階)
東京都千代田区丸の内1-3-2
講 師 ◆テーマおよび講師◆  ※日-英同時通訳が付きます。
開会挨拶およびRICSの活動紹介
RICS プレジデント アマンダ・クラック氏
第1部講演と対談「英国におけるインフラへの民間投資」
[講演者] RICS プレジデント アマンダ・クラック氏
[対談者] 株式会社三井住友トラスト基礎研究所 投資調査第1部
 上席主任研究員 福島 隆則氏
(※対談については後半30分の予定)
第2部講演「地方鉄道事業の評価 - インフラ構築を支えた暗黙のルール、上下分離方式導入の可能性 -」
一般財団法人日本不動産研究所 理事・資産ソリューション部長 横井 広明氏

【登壇者紹介】
●アマンダ・クラック(Amanda Clack)氏
アマンダ・クラックFRICS は、2016年6月27日にRICSプレジデントに就任予定。
EY(アーンスト・アンド・ヤング)にパートナーとして2015年8月に入社、同社の英国及びアイルランドでのアドバイザリープラクティスにおいて、インフラストラクチャー部門のトップを務めている。積算士、プロジェクトマネージメントの分野で資格があり、RICS、ザ・アソシエーション・フォー・プロジェクトマネージメント、ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツ、ザ・インスティチュート・オブ・コンサルティング、そして、インスティチュート・オブ・マネージメントのフェローメンバー。更に、インスティチュート・オブ・マネージメントのコンパニオン(上級会員)、公認マネージメントコンサルタントであり、ザ・インスティチュート・オブ・アカウンタンツ・フォー・イングランド・アンド・ウェールズの会員でもある。

●福島 隆則(ふくしま たかのり)氏
PPP・インフラ投資に係るリサーチ&コンサルティング業務に従事。経済産業省「アジア・インフラファイナンス検討会」委員。国土交通省「インフラリート研究会」委員。国土交通省「不動産証券化手法等による公的不動産(PRE)の活用のあり方に関する検討会」委員など。早稲田大学国際不動産研究所招聘研究員。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。著書に「よくわかるインフラ投資ビジネス」(日経BP 社)など。

●横井 広明(よこい ひろあき)氏
一般財団法人日本不動産研究所 理事・資産ソリューション部長
システム評価部(現公共部)で固定資産評価システム業務、企業資産評価室で事業評価等の業務に携わった後、金沢支所長、北陸支社長、横浜支所長、特定事業部長を経て現職。不動産鑑定士。

参加費 無料
募集人数 300名(先着順。定員に達し次第締め切らせていただきます)
お申込受付期間 2016年6月6日(月) ~  2016年6月30日(木)
※本RICS-JREI-ARES共催セミナーは、不動産証券化協会認定マスターの継続教育に指定いたします。
 マスター継続教育ポイント数:10ポイント(大幅な遅刻・早退をされた場合、ポイントの加算ができない場合があります。)

ポイント加算に関するご注意

ARESマスター・アソシエイトの方は、出席管理カードを当日忘れずにご持参いただき、専用の機器で必ず出席チェックをお受けください。
=スマートフォンをお持ちの方はQRコードの表示でのチェックも可能です(QRコードの表示方法についてはこちらをクリックしてください)=
出席管理カード、QRコードの提示のいずれもできない方は、認定番号を記載したお名刺を出席チェックデスクでご提出ください。
当日会場でのチェックをお忘れになった場合、後日お申し出いただいてもポイントの加算はできませんので、ご注意ください。

お申し込み

  • お申し込み受付は終了いたしました。
  • 各研修・セミナーにより参加条件(参加対象者や参加費等)が異なります。申込前によくご確認をお願いいたします。
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  • [IDをお持ちでない方はこちら]ボタンが表示されている研修・セミナーは、 ARES会員やARESマスター以外の一般の方も申込が可能です。
  • ARES会員の方は、2023年4月3日発行のパスワードをご使用ください。
  • 各お申込希望者からの会員ID・パスワードに関する個別のご照会には、当協会では原則として回答しておりません。ご所属の会員社のARES窓口ご担当者様にお問合せください。
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お申し込みに関するお問合せ先

不動産証券化協会 企画広報部
Tel: 03-3500-5601 E-mail: jitumu@ares.or.jp

マスター継続教育ポイントに関するお問合せ先

ARESマスター資格制度事務局
受付時間:10時~17時30分(土日祝日を除く)
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